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和菓子文化は松山から世界へと|しかしわがし蜜柑
愛媛県民にしか伝わらんけど
タルトは”和菓子”やけん。の
それはさておき
みかん国の首都、松山に昨年登場した
「しかしわがし蜜柑」さん
歴史と伝統ある和菓子に、
かわいくておしゃれで新しい魅力を詰め込んだ
「ネオ和菓子」で今話題の和菓子屋さんです。
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ドリンクメニューも豊富
気になってる方、安心してください。
楽しく取材してきましたよ (^^♪ フフフ
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モダンなのに”和み”を感じさせてくれます
当初はBtoB(企業向けに)事業を展開
元々は山口県下関市でお茶の卸問屋をしていました。
そう語るのは、オーナーの瓜生さん。
もちろん今も卸問屋業を続けていて、
特に冠婚葬祭の場でお茶を提供していたのですが、
最近は皆さんあまりそういう場で
お茶を飲まれなくなってきています。
そこで20年ほど前から
お茶と相性の良い”和菓子”の製造を始めたんです。
うちはわらび餅や求肥(ぎゅうひ:大福の皮)に
自信を持っていて、特に粒状の「わらび粒」は
口の中でとろけるほど柔らかいのに、
それでいて調理時には形が崩れにくい。
全国展開されているカフェのメニューや、
大手コンビニの期間限定スイーツでも
私たちの「わらび粒」が使われています。
![](https://assets.st-note.com/img/1700792623173-9wnjs9SeAS.jpg?width=1200)
”お客様に安心して食べてもらえる美味しいお菓子を作ろう”
お菓子作りで最も意識しているのは、
「より安全で、それでいて美味しく
口に運ぶときに笑顔になれるお菓子」作りです。
お菓子づくりの大半は手作業なのですが、
作業1つ1つをマニュアル化することで、
手作業でありながらも完成品が
同じ基準になるよう管理。
工場内では外部からの人・空気の出入りを
完全に遮断していますし、
作業環境も常に徹底的にクリーンに保ち、
最後の行程である包装の際にも、
拡大鏡での検査や、金属探知検査を行うなど
徹底した衛生管理を行っています。
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自信を持って商品を送り出しています。
お口に入れるお客様の笑顔を思い浮かべながら、
安心・安全の和菓子作りを追求しているんです。
そういった取り組みもあって、
全国の病院で提供されている病院食でも
デザートに和菓子が使われているんですよ。。
和菓子文化を伝えるためBtoC(お客様向け)ブランドが誕生
巷では毎年流行りのスイーツが登場しますよね。
今は世界中から新しいお菓子が入ってくる時代です
そう考えると、次第に「和菓子を文化として残したい。」
という思いが強くなっていきました。
時代とともに流行り廃りがあったとしても
常に時代に合った和菓子を提供し続けることで
後世に和菓子の文化を伝えていくことができれば
そう思うようになったんです。
幸いにも、卸したお得意様を通して、
うちの商品が消費者の皆さんに
受け入れられている実感はありました。
そこで、まず地元の下関に出店したんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1699872420573-9bneTXBXWi.jpg?width=1200)
松山と京都は和菓子が似合う
下関に次いで松山に出店したのですが、
理由は2つあります。
1つは、松山に和菓子文化が根付いていたこと
2つ目に、山口と愛媛の雰囲気が似ていたこと
お客様との商談でよく愛媛に来ていたのですが、
いつも思っていたことがありまして、
山口と愛媛って瀬戸内海を経て対照的な場所に
ありますけど、すごく雰囲気が似ているんです。
橋もかかっているし、気候も似ている
人も穏やかで温かく、街に活気がある
親しみを感じたというのが1番の理由ですね。
3か所目として京都にも出店しましたが
やはり和菓子のイメージにマッチした場所だからです。
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松山から拡散される和菓子文化
「しかしわがし」は下関、松山、京都と
3店舗ありますが、
松山の店舗は「しかしわがし蜜柑」
京都は「しかしわがし古都」としています。
理由は「チェーン店にはしたくない」からなんです。
その土地に根差した和菓子屋として
和菓子文化を残したい。
そう思っていますので、
それぞれご当地オリジナルメニューが存在します。
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松山には道後温泉があり、
来年には本館が保存修理工事を終え、
全館営業再開となります。
インバウンドも今後増えるでしょうし、
松山から世界に発信される情報も
増えていくと思います。
和菓子文化が松山から世界へと広がっていく。
松山の和菓子屋さんとして、
そういった未来も見据えながら
やっていけたら最高ですね。