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”なんかおもしろいことやってんなぁ”で島を盛り上げる|メタ中島コミュニティ(前編)
「みかんの島」に日本中からアイデアが
今、中島で”おもしろいこと”が始まっています。
手がけているのは「日本全国の人」!!
特定のだれかではなく、
企業でも自治体でもない。
中島やみかんを愛する人たちが
インターネット上でコミュニティを形成し、
各々が持つアイデアで、島を盛り上げようと
取り組んでいるのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1696588851025-NTeKZKrAiU.jpg?width=1200)
高速船なら30分で味わえるリトリート
![](https://assets.st-note.com/img/1697173875745-UNVYwJbRr0.jpg?width=1200)
島の課題 vs 島の強み
地方は人口減少や高齢化などの課題を
抱えています。
瀬戸内海に浮かぶこの島も
例外なく深刻な状況です。
でもこの島には強みがあるんです。
それは、
温暖な気候と恵まれた日照を生かした柑橘栽培
そう!「みかんの島」なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1697439612517-XRX9BrzD5e.jpg?width=1200)
島の強みを生かして中島を盛り上げよう
こうして日本各地からアイデアを持った人たちが
動き始めました。
参加者は居住地も職業も様々
コミュニティの皆さんにお話を聞くと
東京に大阪、千葉、埼玉。。と
住んでいるところは皆バラバラ
職業もシステムエンジニア、工業系技術者、
ICTコンサルタント、農業関係者、
アロマアーティストにエンタメ系プロデューサー
と多種多様。
「普段は皆それぞれ仕事をしています。
本名を知らない人もいるし、
中には会ったことすらない人もいる。
それでもコミュニティが成り立つのは、
皆が共通の目的を持って活動しているからです」
そう話すのは、コミュニティの発起人でもある
coppe333さん(アカウント名)。
![](https://assets.st-note.com/img/1697173910587-Jijne39oAC.jpg?width=1200)
世界は海とネットでつながっているのです
僕たちの共通目的は「地方創生」
「高齢化、人口減少といった目に見えた課題が
ここにはある。それを様々な手法で
改善していくというのが我々の目的ですね」
皆さん参加の動機も十人十色。
「ネット見てたら、おもしろい事やってんな」
と思って
「母の故郷が中島で、子供のころよく来てた」
中には、
「君のアイデアが欲しいから協力してくれ」
と口説かれて参加した人もwww
とはいえ皆さん口を揃えるのは、
「ここで地方創生に取り組みたい」
なのです。
メタ中島コミュニティには、
松山市が推進する
SDGs未来都市の実現に向けた分科会
「スマートアイランドモデル分科会」の
メンバーにもなってもらっています。
島の強み×アイデアで生まれた瀬戸内リトリート
coppe333さんは続ける。
「島に来てもらって、魅力を知ってもらうには
実際に瀬戸内の気持ち良さを体感してもらうための仕掛け、、、
と、思いついたのがビーチでのテントサウナです。
さらに柑橘のアロマをロウリュに使用することで
匂いからも中島を体感してもらうアイデアも出て、
”ミカンにアロマにビーチにサウナにロウリュ”
カタカナが並んだ気持ちの良いひと時
瀬戸内サスティナブルリトリートが生まれたんです」
![](https://assets.st-note.com/img/1698646691808-cGz83XQf8R.jpg?width=1200)
やってみるとこれが大好評!
中島にはサウナ施設がなかったので、
昼間は地元の子たちも興味津々で参加してくれて
昼も夜も大盛況でした。
「サウナを出るとそこはすぐ海
砂浜を駆け抜けそのままダイブ!
最高でしょw」
NFTやメタバースで仮想空間に領域展開
「中島に来れない人に向けては、
インターネットからリーチしました。
まずは最近注目されている暗号資産のNFTです。
中島の柑橘類や6次産業化した商品を
NFTとしてオンラインで販売することで、
新たな市場の開拓を目指しています。
世界中の人々にアクセスできるため、
中島の魅力を広く伝えることもできます」
![](https://assets.st-note.com/img/1696312415186-7rTuTy9exa.png?width=1200)
中島出身のイラストレーター
田所哲平さんが描いた
「中島」×「紅まどんな」のオリジナル少女
「ナカジマどんな」をはじめ、
ナカジマみかんNFTシリーズは大人気。
NFTを購入するとその柑橘が特典として
発送されます。
他にも交流人口を増やす手段として、
中島を仮想空間(メタバース)の中に創造し、
バーチャル空間で交流を可能にする予定です。
このメタバースの島は
12月上旬に公開を予定しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1697002618569-Vr3KryJnBK.jpg?width=1200)
ただ中島に産業が育たなければ、
この取り組みが本当の意味で成功したとは
言えません。
後編では中島の強みを生かし
産業化を目指す女性を紹介します。
お話を伺って感じたこと。
「便宜上置かれた事務局すら、いずれなくなるかも」
今の社会の仕組みでは、契約や手続きで代表を立てなければいけなかったり、完全なWeb3型社会の実現にはまだまだハードルがあります。
とはいえ、SNSやAI、ブロックチェーンなどの技術発展が目覚ましい中で、
Web3型といわれる自立分散型組織が当たり前になる未来だって大いにある。
その先駆け的な組織が、瀬戸内の離島を拠点に活躍している。
「なんかオモシロイこと」は「なんとスゴイこと」か
そう考えると、
”中島って実は松山市で1番最先端な所かも”
という気がしてならないのです。