くらしの夢をカタチに。みんなの思いが今、1つになる|DCM株式会社
皆さんはDIY用品を買う時どこに行きますか?
「そらお前、ディックやろ」
と即答するそこのお父さん
分かります。
ここ松山では
ホームセンターなんて洒落た言葉は馴染みません。
「ダイキ」もしくは「ディック」です。
「でもあれやな。
なんか名前変わっとったぞ
なんかあったんか。」
たしかに看板がDCMに変わっている。。。
ことの真相を知るべく、
ことによっては我らがダイキを奪還すべく
DCM株式会社さまにお話を伺いました。
今回お会いしたのは、
栗田マネジャーと松橋シニアマネジャー。
栗田さんは松山生まれディック育ちの伊予っこです。
━━━単刀直入に言います。我らのダイキを返してください。
松「あははっ(笑)そんなんじゃないですよ」
栗「DCMは地域に根付いた
5つのホームセンターが、
”共通の思い”のもとに、
それぞれの良いところを持ち寄って
1つとなった形なのです」
思いを1つにできる同志で集まろう
話によると、1970年代に生まれた3つのホムセン、
松山のダイキ(旧ディック)、釧路のホーマック、
名古屋のカーマの代表者さんたちが、
今から20年ほど前…
代「世界を見れば、どの産業も寡占化が進んでいる」
代「日本にも波は来る。その時に慌ててはいけない」
代「お客さまに寄り添い、全国で戦えるグループを。
思いを1つにできる同志で集まろう」
と”桃園の誓い”を交わしたことが始まりだそう。
その後、
東北のサンワドー、関東のくろがねやも加わり、
全国5社が思いを1つにDCMとなりました。
━━━ずいぶん前から計画されていたのですね。
松「“いいからこのやり方で1つにしなさい”
といった統合はせず、
お客さまにとっての1番を考えた時に
“最善はなんだろう”
と、皆で喧々諤々やってきたのです。
結果として時間が必要でした」
栗「売り場も各店舗の長所をお互い吸収し、
徐々に浸透させていきました。
DCMとなっても売り場の様子が
大きく変わった印象がないのは、
長い時間をかけて形にしてきたからです」
━━━統合して生まれたメリットは何ですか?
松「数えきれないほどありますよ。
例えば、商品開発がしやすくなりました。
販売する店舗数もそうですが、
開発費用を拡大できたのが大きいです。
売れ筋の商品だけでなく、
お客さまの目線で必要とされる生活用品を
開発しやすくなりました」
栗「スケールメリットもあります。
675店舗(R5.12月現在)の販売力を生かし
商品仕入れをすることで、
いつもお値打ち価格で
お客さまに商品を提供することができます」
メリットは私たちにしっかり還元されてたんですね♪
全国に広がるダイキイズム
━━━ダイキがDCMにもたらした宝はありますか
栗「ダイキは創業当時『大亀商事』として
主にタイルと衛生陶器を扱う
卸売業を営んでいました。
その後、創業者の大亀が、
生活の高水準化やオイルショックなどの影響で
人々の生活スタイルに変化が生じていた時代に
関東で著しく業績を伸ばしていた
ホームセンターに目をつけ、
“眼の前の人たちに求められている”
という思いから、
ホームセンターを開いたのです。
小売店の経営の経験もノウハウもない中で、
大亀は先人の真似ではなく、
独自の歩みで成長する企業を目指し、
地域に寄り添う店づくりに取り組みました。
これまでも、地域の方と餅つきをしたり、
手づくり展を開催したりと
地域に根差したイベントをやってきましたが、
それはDCMとなっても
変わることはありません。
この度の統合にも言えるのですが、
先人の残した枠組みの中で仕事をするのではなく
今何が求められているかを追求していく姿勢は、
グループの意思として受け継がれています」
松「大亀は常々”防災は使命だ”と申していました。
その意識もDCMに引き継がれ広がっています。
松山では「ゆめ・みらい住まいの創造かん」で
防災研修を開催しています」
「くらしの夢をカタチに」をお手伝い
栗「ホームセンターってまさにホーム=家庭なんです
お父さんお母さんは
家の補修から、インテリア等まで
子どもたちは店内BGMを口ずさみながら、
ペットコーナーで動物と触れ合っている。
家族みんなで一緒に来れるところなんです。
私も幼少期、よく父に連れられて来ていました。
父はDIYが得意で家のことを何でもしていたので、
私もここに来ればいつか父のようになれると
子どもながらに思っていました」
━━━あの歌が口ずさめなくなったのは寂しいです
栗「皆さんに親しまれた社名や歌がなくなって、
お客さまだけでなく、
従業員にとっても寂しい部分はありましたが、
だからこそ、統合してよかったと思われる
サービスを提供し続けることが
私達の使命だと感じています。
各地域に根ざした店舗で活躍し
様々な経験をしてきた従業員が全国から集まれば
最強の知恵が生まれます
その知恵を活かして、より良いサービスをと、
社員の士気も上がっていますね」
━━━DCMとして今後どうなっていくのでしょうか
松「DCMという社名は弊社の経営理念となっている
”Do Create Mystyle くらしの夢をカタチに”
のイニシャルから来ているのですが、
それを形とするため、
”生活を快適に”するお手伝いができるよう、
これまで以上に
お客さまの求めるサービスを
高めていきたいです。
特に現在の物価高では、
自分でできることの幅を広げることが
大切だと思います。
ちょっとしたDIYや庭づくりにしてもですが、
自分ですることで、
費用も安く済むものがたくさんあります。
しかも楽しい!!
今はインターネットで情報を
得やすい時代ですからね」
松「私達は、皆さんに
自分でできる喜び、そして、
その楽しさを味わってもらいたい。
“できること”の幅を広げるお手伝いを通して、
多くの人の”生活を快適に”できたら…。
そう願っています」