里山に再び灯る光「松山くぼの町ホタル祭り」
松山市内で1番奥にある久谷。。。
の中でも特に奥深くにある奥久谷。
住民が100人にも満たないこの場所で、
満天の星にも劣らぬほどのホタルが舞い
多くの人で賑わった「奥久谷ホタル祭り」
が開催されていたのを知っていますか?
地元の子たちやミュージシャンが盛り上げ、
住民や学生たちが来場者をもてなす。
自然、音楽、舞い、そしておもてなしが
見事に調和した、
松山有数のホタル祭りだったのです。
20年続いた大盛況のイベントでしたが、
運営陣の高齢化や世帯減少を理由に、
令和元年、その歴史に幕を閉じます。
誰か引き継いでくれる人はいないだろうか。。
久谷に賑わいを、
住民と訪れた人が一緒に盛り上がれる
イベントをまた・・・。
そんな地元の想いは、
やがて様々な人をつなぎ始めます。
同じく久谷の奥深く。
となり町、窪野町の有志一同が
声をあげたのです。
俺たちが引き継ぎ、久谷を盛り上げていく!
とは言え、前身の運営も解散し、
資金ゼロからのスタートです。
それでも久谷の人々の情熱は、
この問題も乗り越えてみせます。
運営委員会だけでなく、
周囲の人も交じって知恵を出し合い、
資金調達だけでなく、
イベントや地域の魅力を届けるために、
クラウドファンディングを行いました。
それぞれが得意分野(SNS発信や、
地元出身者や同級生への声掛けなど)
で活動を続けたことで、
”支援"や"応援の声"を呼び寄せたのです。
こうして迎えた昨年(R4年)。
第1回「松山くぼの町ホタル祭り」が行われました。
コロナ禍で2年開催が遅れたのは、
残念な気持ちにもさせられたが、
今思えば万全の準備ができて良かった。
そう話すのは事務局の篠原さん。
昨年はあいにくの雨にもかかわらず、
予想を超える500人以上の来場者が集まり、
大盛況の一夜となりました。
帰ってきた久谷の祭りに地元の住民も
「ホタル祭りとともに歳を重ねた人生。
またこの地に風物詩が戻ったきた。」
と大喜び。
そして…祭りが窪野に移り
2度目の初夏が訪れようとしています。
今年(R5年)の祭りは6月3日土曜日。
多くの人に来てもらい、
満天の星や蛍の光を”音楽や舞い”とともに
楽しんでもらえたら。
こんなに嬉しいことはありません。
(篠原さん)
筆者のおすすめは、
今年も屋台で売られる予定の
朝収穫したての”焼きトウモロコシ”。
昨年食べたあの味が忘れられないのです。
実行責任者の橘さんが笑いながらひと言。
「ここで朝穫れ食べたら
もう他では食べられなくなるよ(笑)」
1年に1夜限りの風物詩。
当日はイベント満載でお待ちしています。
僕も私も
お父さんもお母さんも
おじいちゃんもおばあちゃんも
彼氏も彼女も
youもmeも
みんなで盛り上がろうではありませんか!
この日市内で1番賑わう場所は、
市内で最も奥深いこの地で決まり!
なのです。