#07 古きを訪ねて。国の登録有形文化財で郷土の味を知る
時は明治。
夏目漱石が「坊つちやん」を発表し、
巷では”ハイカラ”なる言葉が流行っていたころ。
とある開業医が道後に
近代和風の邸宅を構えた。
時は流れ現在。
その邸宅は当時の姿を残したままで
道後を訪れる人を温かくもてなす場となっている。
さて、今回ご紹介する久保家住宅。
今年(令和5年)2月27日に
国の有形文化財に登録されました。
この邸宅
当時は個人の邸宅だったのですが、
今はというと
「伊予食堂 おとら」さん
道後うどんのほか、
宇和島鯛めしや、釜めし、
八幡浜じゃこ天など、
松山、そして愛媛の郷土料理が
味わえるお食事処に
生まれ変わっているのです。
道後を訪れる人の小腹を満たし、
ほっとした時間を過ごしてもらう
憩いの場として、
登録有形文化財で
郷土料理が味わえる。
こんな贅沢なかなか体験できません!
それでは
いただきます。
こちらも
パカッ
超肉厚の
鯛の釜飯ではありませんか!
たまりません。
お腹が満たされたら
お庭にも注目ですよ
この仕切り門や塀も登録有形文化財
道後温泉本館と共に
明治後期の道後の雰囲気を
現代に伝えます。
敷地の北西角にある
待合に座ってまったり明治の空気に浸っていると
向かいのからくり時計が動き出し
ハイカラ姿のマドンナさんがこんにちは
あら。みなさんもハイカラね
次回は
超ハイカラに生まれ変わった
久保家住宅離れをご紹介します。