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愛されて50年。変わらないのに、あたらしい|いよてつ高島屋

半世紀もの間、市内繁華街のシンボルとして松山のターミナル、通称“市駅”に建つ、四国最大規模の百貨店「いよてつ髙島屋」さん。
市民はもちろん県民からも長く親しまれ続ける「いよてつ髙島屋」さんにお話を伺いました。


松山と共に歩んできた地元の百貨店

いよてつ髙島屋は、昭和46年にオープンして今年で51年。今の社名になってからは20年になります。その間、松山の交通拠点である松山市駅にある“地元の百貨店”として、地域の皆さんと共に歩んできました。多くの方に「物心ついた時からそこにあるデパート」として親しんでもらっているのではないでしょうか。

30代の人は、バスターミナルが1階にあったのを覚えていますかね。今の東側エリアにあった、ちょっと薄暗いターミナルです(笑)。40代以上の人は、2階にあった大食堂とか懐かしくないですか?従業員も「松山に長くある百貨店」という意識で働いている者が多いと思います。

こうして長く地域に愛され成長してこれたのは、地域の皆さんの声に応え続けてきたからだと思います。 


松山市民は物産がお好き

あくまでもお店を選ぶのはお客さまです。ですから、私たちは選んでいただけるように、満足と喜びを提供していく必要がある。お客さまの声を大事にしながら、各部門が連携し戦略をたてなければいけません。

例えば、松山(愛媛)の人は、他県の人と比べると“物産”が好きだと思います。地方グルメが好き。特に北海道物産展は、全国数多くのデパートでも開催されていますが、いよてつ高島屋は、毎年全国でも上位の売上を記録しています。皆さんに喜んでいただいているという実感もあり、本当に嬉しい限りです。

定期的に開催される物産展(R4開催時のチラシ抜粋)
※タップで最新の折込チラシ・カタログページへ

新型コロナは新たな挑戦につながった

新型コロナウイルスは、皆さんの行動や価値観を大きく変化させました。企業としても成長を促されたという面が大いにあると思います。ですから、コロナ禍は悪いことだけではなく、新たな挑戦につながったと前向きに捉えています。

例えば、コロナが収束しても、もたらされた変化は元に戻ることはなく、新たな生活様式として定着することが考えられますよね。そこで、弊社では新たなビジネスモデルへの取り組みの1つとして、オンライン運営サイト『いよてつ高島屋オンラインストア』を立ち上げました。

また、実店舗でも引き続き魅力的な店舗づくりを進めていくために、この秋から商品構成の見直しを含めたリニューアルが始まっています。


お客様の求めるものが変わる様に、百貨店も変わらなければ

今回のリニューアルでは、新たな化粧品ゾーンの構築やライフスタイル雑貨ゾーンの拡大など、婦人ファッションの再編をはかり、上質で百貨店らしい品揃えを充実させていきます。

まずは婦人ファッションの再編として、10月には3階に化粧品売場「ナチュラルコスメゾーン」新設し、11月にはゾーンの中核として“ビューティー&ウェルネス”をテーマにしたナチュラルコスメセレクトショップ『グリーンコスメティックガーデン』がデビューしています。

そして、来春の大型テナント導入に合わせて、リビング・家庭用品・家具売場を再編し、フロアの買い回り性を高めます。

これらの売場リニューアルを推し進めることで、長年ご愛顧いただいているお客さまの満足度を向上させるとともに、将来のメイン顧客となりうる新たなお客様の獲得を目指してまいります。

やはりそこはお客様の求めるものが変わる様に、百貨店もニーズを敏感にキャッチしながら変わらなければいけないんです。ただ、いよてつ髙島屋として目指すところは変えません。

11月にオープンしたグリーンコスメティックガーデン

守り継ぎたいことはそのままに、時代が求める変化には柔軟に

それは、“愛媛を土壌とした地域に愛され続けるデパートで居続けること”です。髙島屋グループの企業メッセージ「変わらないのに、あたらしい」に賛同し、“心のこもったサービス”など、守り継ぎたいことはそのままに、“お客様に喜んでいただくために”時代が求める変化には柔軟に、全員が心をひとつにして進化していくデパートであり続けたいと考えています。

子どもの頃、親に連れられウキウキして行ったあの気持ちを、これからも皆さんに感じてもらえれば、そして皆さんの集いの場として、街の活性化に一役を担えれば幸いです。

3階化粧品売場「ナチュラルコスメゾーン」
※タップでフロア情報へ

確かに20年前、今の高島屋の東側はバスターミナルでした!懐かしい。
2階の食堂からターミナルを眺めていたのを思い出します。(筆者40代)

ネットで検索してみたところ、今、屋上遊園地がある百貨店は、全国でもいよてつ高島屋さん含め5店舗しかないみたいです。時代と共に変化はつきものですが、そこに居続けてくれていることで、年代を超えて“懐かし談議”も弾みます。

そして、市駅前は近々大きく変わります。松山市では「歩いて暮らせるまちづくり」を目指し、花園町通りと銀天街をつなぎ、一日約3万人の乗降客が行き交う「松山市駅前広場」の整備を進めています。
近い将来、子どもや孫や友達と“あの頃市駅はこうだった”談議に花を咲かせてみてはいかがでしょう。

🈺10:00~19:00 ㊡年頭休日 
☎089-948-2111


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