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#01 美しさに惹かれた先には、地元にこだわる挑戦があった

探検の第一歩。
まずは道後商店街に足を運んでみる。

すると、ひときわ目を引く美しい空間が。

ポン菓子を専門にあつかう「inaho」さん。

ポン菓子factoryという
なんとも心沸き立つ言葉。
”出来立て”という言葉にも
そそられてしまった。

そして美しいというのがこれ。

店内は市内の花屋さんで
廃棄予定だった花(ロスフラワー)
使用したドライフラワーで彩られ、
目の前を通ったら入らずにはいられない。

奥には、ポン菓子の製造工場。

実際に作っている所が見られ、
製造日に出会えた時は
出来立てのポン菓子が食べられますよ。

inahoはお客様に製造を見て頂いて、
音や衝撃を肌で感じ、その過程にある
商品が出来るまでの大変さ、
出来た時の喜びを
感じてほしいとの想いだそう。

子供でも大人でも初めのポンは驚き!
二回目のポンは目がキラキラ
三回目のポンはみんな笑顔に!

愛媛ではお祝い事で
相手を想い、実りある人生となるように
幸せを願うお菓子としてのポン菓子を贈る風習も。

結構身近なお菓子なのです。

ポン菓子の原材料となるお米は、
もちろん愛媛産
この原材料へのこだわりが
inahoの始まりにあった。

その始まりの思いを
語ってくれたのは代表の栗原さん

inahoは、道後のこの土地で創業して61年。
2022年までは、
お土産屋「ひめや」として営んできた。

長く観光地で商いを続ける中、
訪れたコロナという危機。

観光客はおろか、
地元のお客様すら来てくれない。
もしかして僕らは、
地元を置き去りに商いをしてきたのではないか。

それを痛感した当時の栗原さんは、
以前から気になっていたことへの
思いも強くなる。

それは、店のお土産物のほとんどが
愛媛で製造されていなかったこと。

生まれ育った故郷、
育ててくれた地域のためになるためには。

思いが交錯する中、
目指すものが明確になっていく。

お客様の想い出に残るような体験や
想いを込めた商品、
安心していただける空間。

愛媛のおいしいものを食べてもらいたい。
そして、地域にも貢献し、
道後に来た全国の人に知ってほしい、
この想いを届けたい。

よし、ここが変わりどころ。と、
決意した栗原さんは、
昨年11月にお店をリニューアル。
お土産屋からポン菓子専門店に
変わったのだった。

ポン菓子は種類もたくさんあり、
愛媛を代表する柑橘
伊予柑ピールが入ったのものや
無農薬抹茶を使用した抹茶味
地元の牛乳を使用した
手づくりキャラメル味まで。

どれも、生産者に触れ、
しっかりと話を伺い厳選した
愛媛産のすばらしい素材なのだ。

2階もドライフラワーに囲まれた
華やかな空間が広がる。

フリースペースには、
まだ観光地には少ない
キッズルームやトイレも。

子供と一緒でも安心。

そこで食べる、ポン菓子のかかった
ソフトクリーム。

こちらも愛媛県民ならおなじみ
らくれん牛乳」。
給食の牛乳が大好きだった筆者。
まさか、ここで出会えるとは。
突然の出会いに心ときめき。

ドライフラワーの
華やかな空間に魅せられながら
舌で愛媛を味わう。

愛媛・道後を愛するこだわりの空間で
旅の始まりを迎えるのも良いかもしれない。

おまけ。

ドリンクコーナーの隣にある
綺麗なドライフラワー。
花瓶の中…これもポン菓子!
pon!したときに網からすってんころりんした
使えなくなったポン菓子
を再利用しているそう。
地球にやさしいところ…推せる。

🈺10:00~19:00 
㊡水曜日(+ときどき、お休み)
☎089-931-5398

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